初期投資回収不能のマイニング事業の記録

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Nvidia GeForce GTX1070のマイニング性能まとめ

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仮想通貨マイニングには、一般的にAMD Radeon RXシリーズが有利と評価されています。

でも、下の記事に書いたとおり、それはRadeon RXシリーズが安価であったことや「イーサリアム」のマイニングに限っての話で、複数の通貨をマイニングするのであれば、Nvidia GeForce GTXシリーズの方が幅広く対応できます。

Nvidia GeForce GTX1060 / 1070で仮想通貨マイニングを始めてみた話 ― Chrome速報

この記事では、実際に僕が使用しているGeForce GTX1070のマイニング性能を紹介します。

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NVIDIA GeForce GTX1070搭載グラボのマイニング性能

MSI GeForce GTX1070 GAMING Xのマイニング性能

まず最初に、MSI GeForce GTX1070 GAMING Xのマイニング性能です。

このモデルはマイニング・リグ1号機に2台搭載しています。

パワーリミットを57%に設定した上で、GPUのコアクロックを+129MHz、メモリクロックを+309MHzオーバークロックして使用しています。パワーリミットを上げれば、さらにオーバークロック可能ですが、この設定が安定(1週間つけっぱなし)しているので、この設定値で運用しています。

このモデルの特徴は、よく冷えることです。同じ数値オーバークロックしている後述するZotacやPalit製のGTX1070に比べて低い温度で安定しています。

マイニング性能は、イーサリアム(DaggerHashimoto)で27MH/s、Zcash(Equihash)で400Sol/s程度です。パワーリミットを絞っているので「NiceHash Profitability calculator」の数値より若干劣っていますが、安定性と電気使用量を考慮するとこの水準になります。

ZOTAC GeForce GTX1070 AMP Editionのマイニング性能

次にZOTAC GeForce GTX1070 AMP Editionのマイニング性能です。

このモデルもMSI GeForce GTX1070 GAMING Xと同様に、パワーリミットを57%に設定した上で、GPUのコアクロックを+129MHz、メモリクロックを+309MHzオーバークロックして使用しています。

グラボ筐体はMSI製のものより大きく、冷却用ヒートシンクも少し大きいので冷えそうに思いますが、実際は5℃前後高くなっていることが多いです。

マイニング性能は、イーサリアム(DaggerHashimoto)で27MH/s、Zcash(Equihash)で410Sol/s程度となっており「NiceHash Profitability calculator」の数値とほぼ同等です。

Palit GeForce GTX1070 Jet Streamのマイニング性能

次にドスパラ専売のPalit GeForce GTX1070 Jet Streamです。

このグラボはヒートシンクが巨大で冷却能力は高くなっています。また、他のグラボと違ってパワーリミットを50%以下にも設定できるので、マイニングのために作られたようなグラボです。

このモデルでもリグ1のGTX1070とほぼ同様の設定で使っています。パワーリミットを55%、GPUのコアクロックを+114MHz、メモリクロックを+301MHzに設定。GPU温度は59℃で巨大ヒートシンクが効いています。

マイニング性能は、イーサリアム(DaggerHashimoto)で28MH/s、Zcash(Equihash)で400Sol/s程度となっています。オーバークロックする余裕はあるので設定を詰めていけば、まだまだ掘れそうです。

※Palit製のグラボはドスパラでのみ販売となっています。

玄人志向 GeForce GTX1070 ショートモデルのマイニング性能

次に玄人志向のショートモデル。他のモデルに比べて筐体サイズが随分小さく、GTX1060搭載モデルのようなサイズ感です。

写真手前が玄人志向 GeForce GTX1070で、奥がASUS STRIX GeForce GTX1060なので、GTX1060搭載モデルよりもヒートシンクもファンも小さく、冷却能力に不安を感じてしまいます。

でも、実際のところ冷却能力に問題はありません。

このモデルでは、パワーリミットを60%、GPUのコアクロックを+107MHz、メモリクロックを+350MHzに設定して運用していますが、GPUの温度は60℃前半で推移しており、他のモデルよりも低いくらいです。

ただし、マイニング性能は少々低くなっています。

イーサリアム(DaggerHashimoto)で26MH/s、Zcash(Equihash)で360Sol/s程度となっており、「NiceHash Profitability calculator」に比べてると、特にZcashのマイニング性能で見劣りします。

GIGABYTE GTX1070 Gaming-8GD のマイニング性能(2017.9.3追記)

GYGABYTE GTX1070 Gaming-8GDを導入しました。

このモデルはヒートシンクが他のモデルに比べて若干薄いように感じますが、3連ファンを搭載しており冷却能力は十分です。

メモリクロックを₊430MHzオーバークロックした状態で使用していますが、GPU温度は60℃前後で推移しています。真夏日(エアコン無)でも70℃を超えることはありませんでした。

マイニング性能は、パワーリミット55%制限、メモリクロック₊430MHzオーバークロックの状態で、イーサリアム(DaggerHashimoto)で29MH/s、Zcash(Equihash)で380Sol/s程度となっており、概ね良好です。

Amazonでは、そこそこの頻度で約50,000円で販売されていることがあり、購入するならタイミングを選んだ方が良いでしょう。

まとめ

以上の5モデルが、僕が実際に購入してマイニングに使用しているGTX1070搭載のグラボです。

メモリはどのモデルもMicron製でSamsung製ほどオーバークロック耐性はありませんが、パワーリミットを絞り過ぎない限りは落ちることもなく動作しています。

5モデルの中でおすすめと言えるのは「MSI GeForce GTX1070 GAMING X」です。稼働させているGTX1070の中では一番ハッシュレートが高くなっています。イーサリアムのマイニングは他のグラボと大差ありませんが、ZCash(Equihash)は他モデルよりも高いハッシュレートをマークしています。

 

※このページは随時更新します。

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